はじめに
いじめの問題は昔から現在に至るまで非常に深刻な問題です。私は小学校から高校にか
けて、断続的ではありますがいじめを受けていました。
いじめを受けている間は、本当につらかった。。
ですが、いじめを受けた経験を私は無駄にはしませんでした。自分自身を見直すこと
で、人生を変えることができたと思っています。皆様のお役に立つかというと正直わか
りませんが、そんな経験を今回は書いてみたいと思います。
小学校時代
小学校時代は特別勉強ができるわけでも無く、スポーツができるわけでもない普通の小
学生時代を過ごしていました。しかし、あるイベントを境にいじめられることとなりま
す。それはなにかというと。。
うんこを漏らしてしまったのです。。
今の小学生はどうなのか知りませんが、当時は何故か学校ウンコをするとウンコマンと
いうあだ名を付けられたのです。いやいやお前もウンコしとるやないか!というまっと
うな突っ込みはなぜか通用せず。。
その日私は朝からおなかの調子がとても悪かったのです。ですが、上記のように学校で
ウンコをすると言うことは極力避けたいと思っていました。その結果、授業中に限界を迎
えた私はついに漏らしてしまいました。。
ほああああああああああああ!
あたりに漂う悪臭。。ああ終わったと思いました。近くに居た子が「何か臭くない?」
と言い始めました。そしてまもなく私が漏らしたことがばれました。そこからの記憶は
あまりありません。皆に罵倒され、気がついたらジャージに着替えていました。
これだけだったら笑い話です。でもそれでは終わりませんでした。翌日から、いじめを
受けるようになりました。いじめの内容は
- 汚物扱い
- 容姿のことで馬鹿にする
- 家のことを馬鹿にする
などでした。汚物扱いは100歩譲ってわかりますが、なぜ容姿のことや家庭のことで馬
鹿にされなければいけなかったのか、未だに謎です。いじめは残念ながら決してなくな
るものでは無く、私が運悪くそのターゲットになってしまったのでしょう。
このいじめは長くは続きませんでした。ですが、今になって思うとこのいじめが今後の
私の人生を大きく変えてしまったのです。
中学高校時代
中学高校は一貫校に通うことにしました。小学校とは完全に環境が変わり、もう自分を
いじめる人は居ないんだ!と期待に胸を膨らませていました。しかし、いじめられた経
験が自分を苦しめることになるのです。
またいじめられるのではないか・・?
その思いが常につきまとったのです。もういじめられたくない、そう考えた自分がとっ
た行動は、次のようなものでした。
それは、とにかく他人に気に入られることをする。そのためには嘘も辞さない、という
ことです。これは自分の人生の中で最も大きな過ちの一つであったと思います。
具体的には、持っていないゲームソフトを持っているから貸してあげる、と言ってみた
り、他にもいろいろありますが、要は嘘つき、ほら吹きです。。完全にどう
かしていたと思います。
このような行動をとることで、短期的にはあいつはいいやつだな!なんて言われるようになります。ですが、あっという間に嘘はばれます。いじめを避けるために行ったことが、皮肉にもいじめの原因となってしまったのです。
ここからが、本当につらかった。
なぜなら、小学校時代と違いいじめられる原因が明らかに自分にあったからです。いじめを受けても、自分が悪いのだから、我慢するしかないと思いました。今になって思えば、大きな間違いであったのですが。
それに加えてつらさに拍車をかけたのが
今まで仲良くしていた友達まで、自分をいじめるようになったのです。一度もしゃべったことのない人も加担するようになりました。中学高校という多感な時代にこの扱いは本当に応えました。
人間不信になりそうになりましたが、それでも卒業までたどり着いたのはわずかではありますが友人として普通に接してくれた人々が居たからです。彼らが私のいじめのことを知っていたのかどうかはわかりませんが、心から感謝しています。
大学時代
大学に入学する前にあることを決めていました。それは、中高時代の経験を決して無駄にしないと言うことです。他人に気に入られなければ受け入れられない、などと言うことは決してないのです。
等身大の自分を受け入れてくれる人は必ず居るはずだ、ありのままの自分で生きて受け入れられないのなら、それはもう仕方が無いと開き直ったのです。
その結果、決して数は多くないですが友人に恵まれ非常に楽しい大学生活を送ることができました。女の子にはモテませんでしたが笑、現在もで交流のある親友もできました。
いじめを受けて今思うこと
前置きが長くなりすぎました。まさか自分がいじめに遭うなんて夢にも思っていません
でした。いじめは本当に些細なことがきっかけで起こります。誰もが私のようになる可能性があるのです。
今回の記事を読んでいただいた方には、いやいや、なんか悲劇のヒーローぶってるけど
お前がいじめられる原因を作ってるだけじゃん!と思う方も居るかもしれません。私は
自分が全く悪くなかったとは思っていません。
確かに私の中高時代の行動は異常でした。そして、その行動で多くの人が不快になったことは事実であり謝罪するべきであったとは思います。ですがそのような異常な行動をとってしまったのも、そもそもは小学校時代のいじめが原因であると思うのです。
今いじめをしている人に言いたい。あなたは何も考えずにいじめをしているのでしょうが、そのいじめによって一人の人生を台無しにしてしまうかもしれないんですよ?
その覚悟があるのならやればいいですが、そうでないなら今すぐ辞めて下さい。
最後に
少しテーマが重すぎたとは思いますが、いじめのことを茶化して書くことはできないと思いこのような記事を書きました。いじめが無くなることは残念ながらないでしょうが、今回の記事がいじめが減る方向にわずかでも寄与してくれることを祈ります。