はじめに
ブログを始めるにあたり、いわゆる有名ブロガーが、ブログを始めるのであればXも絶対に始めた方が良い!という記事を書いているのを見かけた。そうなのか、と思い良い機会だから少しやってみることにしたのだが。。
今回は、アラフォーの私が、Xを少しだけやってみて感じたことを独断と偏見まみれで書かせて頂く。まず最初に結論だが、全くもって無理にやる必要は無い。
- Xは情報収集のツールとしては優秀。しかしながら、怪しい情報も多く、取捨選択が必要となる。
- そもそも自分のポストを見てもらえない。フォロワーを増やすという作業がしんどい。"バズる”ということが良く理解できず、到底良いこととも思えない。
- 140字という制限があるので、伝えたいことがあっても伝えきることが難しい。
- 喧嘩や憂鬱なポストも少なくなく、関わりたくない人も多く存在する。
- 時間を無駄にしてしまう。そして、疲れる。
Xをやってみて良かった点
まず、Xを"やる"とはどういうことだ?という話になるので、簡単に定義させて頂くと、毎日複数回ポストやリポスト、返信を行うということにする。無理にやる必要が無いと結論づけたが、良いところもあったので先に述べていく。
有益な情報が得られる
芸能人や政治家などが、宣伝という意味でXを利用することが多いのは知っていた。しかしながら、私の所属する医療界隈でも「え、こんな有名な人がやってるの!?」って人も結構見かけた。
そんな権威のある人の発信をリアルタイムで見られたり、なんなら直接やり取りすることができるのは、大きな魅力であると思う。
自分の宣伝に用いることができる
Xのユーザーは非常に多いので、宣伝には有用であると思う。また、自分と同じような境遇に置かれている人はフォロワーになりやすい印象であった。しかしながら、後述するが、Xでの宣伝はリスクも高く、実はあまり効率も良くないと考えている。
本音を垣間見ることができる
日常生活の中では、言いたくても言えないことっていっぱいある。そのような内容でも、最低限のルールが守られていれば、発言に関してはある程度寛容であるように感じられた。
Xをやってみて良くないと感じた点
ここからがむしろ本題である。
そもそも誰も見てくれない
当たり前ではあるが、全く実績や知名度がない私のような人物が、何かをポストしても基本的に見られない。なので、宣伝に使うとはいっても、まずはフォロワーを増やさないことにはあまり意味がない。
このフォロワーを増やす、という行為が私には無理だな、と感じてしまった。
フォロワーを増やすには
- 有益な情報、もしくはいわゆる"バズる"といわれるようなXの中で面白いと思われることをポストし続ける。
- 他のユーザーにメッセージを送ったり、ポストに返信したりする。
有益な情報をたった140字以内でポストし続けるのは、ブログで何か良い記事を書くよりある意味ハードルが高いと思う。そのため、ポストすること自体がだんだんとストレスになってくるのだ。別に有益なことじゃなくてもいいじゃない、という意見もあるだろう。だが、意味の無いことをつぶやいてしかもほとんど誰も見ないなんて、ただの苦行ではないだろうか。
残りは、草の根活動である。メッセージを送る、リポストする、などを積極的に行うことでフォロワーを増やすわけだ。これは非常に手間がかかる作業である。
このような作業を行って、ようやく宣伝効果を発揮すると思うと、パフォーマンスが悪い。そして、これだけ頑張って増やしたフォロワーが、今後の人生で本当に自分を救ってくれるだろうか?絶対ないとは言えないが、おそらく、ない。
バズることに興味が持てない
そしてこの、"バズる"というのがまたくせ者である。いわゆるバズってるポストを見てみると、一発ギャグというか、突飛な内容がほとんどである。バズるにはセンスがいるし、何より別にバズりたいと私には思えなかった。バズったポストが本当の意味で有益だとは全く感じなかったからだ。
怪しい情報、ネガティブな内容が多い
何でも自由にポストできるのは良いことなのだが、その反面愚痴であったり、怪しげな情報などが少なくない。そして私が驚いたのが、(おそらく)いい年をした大人が普通に喧嘩をしていることである。どうやら"レスバ"と言うらしいが。こういったレスバおじさん、個人的に最も関わりたくない人種である。おじさんとも限らんか、どうでもよいが。。
このようなネガティブなポストに、たまに出会うとかでなくて、大量に流れており頻回に遭遇するのだ。目にすると憂鬱な気分になる。自分の自由時間を使ってこんな気分になるなんて、アホくさいとしか言いようがない。
時間を無駄にするだけでなく、疲れる
Xのアプリを開くと、次から次へと新規のポストが目に飛び込んでくる。そうすると、
なんとなくボーっと読んでしまうのである。このボーっと読んでいる時の私の脳は、その辺をブンブン飛んでいる虫と同じくらいしか動いてないと思う。きっと顔も、メチャクチャアホ面をしているだろう。
脳で処理しきれる量でない情報が目に入ってくると、脳は活動をやめてしまうのだ。要は疲れる、ということだ。
今後Xとどう関わる?
というわけで、Xを積極的に利用することは今のところ全く考えていない。ブログの宣伝に使おうと思っていたが、そもそも自分のポストなどほとんど目に入らないだろうし、そんなことしている暇があったらよい記事を書けるように労力を使いたい。
仕事に関する有益な情報の入手ツールとして、細々と接していくのが良いと思っている。
さいごに
今まで避けに避けてきたXを使ってみた。自分にとってXに深入りすることは、残念ながら時間と労力の無駄であると感じられた。Xが悪いというより、SNS自体が向いてないということだろう。
何らかの理由で自分が注目されないといけない、注目されたい、とかX上での他人とのやりとりが楽しい人であれば向いているだろう。そうでない人は、繰り返しになるが無理にやる必要は全くないと感じた。
X以外にもInstagram, tiktokなどSNS全盛期に突入している。若い世代は同調圧力もあってSNSを利用しないというのは難しいだろう。そういう意味では若い人たちは大変だなあと思う。SNSを避けるのでは無く、適切な距離感を見つけるようにするのが最善なのかもしれない。